今回は、FRP補修のお仕事。
数日かけて、デッキ修理の様子をご紹介します。
ヤマハ・UF-20のバウデッキがフワフワになっているので修理して欲しいとのご依頼です。
まずは、船をお預かりして状況確認していきます。
こちらが、今回の現場「バウデッキ」
FRPが剥がれて中の木が見えている箇所や、ゲルコートにひび割れが見られます。
木の部分は、水を吸ってボロボロになっています。
バウデッキ全体が、歩くとフワフワした感触です。
過去に補修した後もあり、かなり傷んだ状態でした。
バウデッキ以外のハッチなども割れがあるので、ついでに直す必要がありそうです。
修理作業開始
まずは、バウデッキの悪い部分を剥がして補修していきます。
サンダーとスクレーパを使って、表層のゲルコートとFRPをカットして剥がします。
木が全体的に水を吸っていて、完全にダメになっていました。
この木は再利用出来ないので、全て剥がします。
木の下には、またFRPの層があります。
このFRPの部分も数箇所割れているところがありました。
この様な所から雨水がしみて、キャビン内に溜まっているのかもしれませんね。
黄色で囲った所は下に補強がありしっかりした作りになっていますが、真ん中の補強が入っていない所の痛みが酷かったので、FRPの層を一度剥がして補強していきます。
ちなにみ、開口する時は床を叩いて硬い所と軟らかい所を判断して、サンダーで少しずつ切っていきました。
開口のついでに、周りのゲルコートをFRP積層に備えて削っておきました。
本日は、ここまでの作業で終了です。
明日は、床材にする合板を形に合わせてカットして、FRP積層の準備をしていきます。
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