割れたデッキを直す!(2)

FRP補修

前回に引き続き、ヤマハ・UF-20のデッキ修理をやっていきます。

前回は、デッキの悪くなっている部分を取り除き、修理の下準備をしました。

今日は、新しくデッキを作る工程に移っていきたいと思います。

最初に、床材として使用する合板を形に合わせてカットしていきます。

まずはサイズを測って、ざっくりカット。

その後、微調整します。

いい感じにカットできました。

ちなみに、今回は頑丈に直して欲しいとのお客さまのご意向なので、12mmの合板を使用しています。

12mmの合板を使うと、元のデッキ(9mmのラベ)のレベルより高くなってしまいますが、かなり頑丈な作りに出来ます。

合板をカットしたら、下側になる面にガラスマットを一枚張り込み。

この作業をすることで、合板が船底からの水分で湿気るのを防ぎ耐久性を上げることができます。

はみ出している部分は、ある程度樹脂が硬化したところでカッターナイフでカットすると、簡単綺麗に切り取れます。

これで合板の準備は完了です。

次は、船体の方を補強していきたいと思います。

デッキの真ん中が構造的に弱く、痛みが激しかったので今後長く使えるように補強を増やします。

角材の長さを合わせてカット。

ガラスマット(各2枚使用)と接着用パテで固定していきます。

接着用パテは、角材の端の隙間を埋めるのに使いました。

樹脂の硬化を待ちます・・・。

合板とデッキの補強が完全硬化したので、次の作業。

合板をデッキに貼り付けしていきます。

デッキに接着用パテを満遍なく塗り、その上に合板を重ねます。

空洞ができない様に、慎重に塗りました。

パテが硬い時は、樹脂を混ぜて粘度を調整してやると塗りやすいです。

特に、真ん中の補強部分は厚めに塗りました。

いよいよ合板を乗せます。

端の方が浮いていたので、4mmの皿タッピングを打って押さえつけ。

全体をしっかり押さえるため、重りを乗せてパテが固まるのを待ちます。

近くに重りが沢山あったので、ついつい多めに乗せてしまいました。

パテの硬化待ちで、本日の作業はここまで。

明日以降も引き続き作業します。

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